グローバル・マネー・ジャーナル

2019.7.3(水)

ドラッグストア大手二社、経営統合を検討(大前 研一)

 
2019.7.03(水)
ドラッグストア大手二社、経営統合を検討(大前 研一)
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ドラッグストア大手二社、経営統合を検討(大前 研一)

ドラッグストア大手

ドラッグストア大手スギホールディングスとココカラファインは1日、経営統合に向けた検討を開始すると発表しました。2社で準備委員会を設置し、7月31日をめどに基本合意書の締結を目指す方針です。
ドラッグストアは薬で稼げるので、いわゆるコンビニ等と比べて他の商品の値段を下げられるところが特徴です。それによりコンビニを食うというところまでは行っていませんが、順調に売り上げを伸ばしてきていて、6兆円を超える数字になってきています。店舗数もどんどん増えている状況ですが、逆に過当競争にも陥ってきています。

ドラッグストア大手の売上高と店舗数

 売上高では、ウエルシアとツルハがトップを競っていますが、マツキヨが5位です。スギホールディングスは上場したときには大騒ぎになったものですが、売上高は6位で、ココカラファインは7位となっています。この6位と7位が一緒になるという話なのです。
さらにマツキヨもココカラファインを狙っているので、場合によってはこの3つが一緒になり、ダントツの1位になってくるわけです。ドラッグストアは一件ずつの収益なので、あまり規模の経済がないわけですが、買い付け力は非常に強くなります。

これから先の展望

かつてダイエーの中内氏は、小売業で初めて1兆円の売上高を達成しましたが、いわゆる購買というところで優位性を出し、結局安く売ることができるようになるというオレンジ帝国をひたすら目指しました。
マツキヨまで含めて1兆5000億円クラスの展望が見えてくると、相当な価格交渉力が出てくると思われます。ツルハやウエルシアに比べても明確に倍程度の規模になると思われるので、やるのであればそこまで一緒にやった方が良いのではないかと思います。
そうでなければ単に1+1が2、コストも2ということになり、合併のメリットが出てこないわけです。本社部門を削るというようなことはもちろんできますが、その程度ではあまり合併の意義がないと思います。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
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大前 研一
6月9日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
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【前回の記事】米学生ローン問題の現状 (大前 研一)

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