2020.5.13（水）
ポストコロナの投資基準/原油価格/原油価格・WTI先物の推移（大前 研一）
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| 2020.5.13(水) | |||||||||||||
| ポストコロナの投資基準/原油価格/原油価格・WTI先物の推移（大前 研一） | |||||||||||||
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ポストコロナの投資基準 |
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| フィナンシャル・タイムズは24日、「コロナ後、社会をよりよく」と題する記事を掲載しました。これからの復活過程で投資基準として、「BBB」が注目される可能性があります。ニューヨーク州のクオモ知事が、コロナ後は環境にも人々にも優しい生活を実現しようと呼びかけ始めたのを受けたものです。 | |||||||||||||
| 今、すでにESGなどが非常に重要だというところまで来ていましたが、今回クオモ知事の言っている言葉は、「build it back better」というものです。これはつまり、これだけ今の先進国の医療社会システムに欠陥があるということがわかったので、今後ふわっと元に戻るのでは良くない、大いに反省をして直していく、という考え方です。ビル・ゲイツ氏なども言うように、将来的にまたコロナのようなことが起こり得るので、より安全な社会というものを考えていかないといけないと言うのです。そして、そのために投資をしていくということなのです。 | |||||||||||||
| 今日本の国が非常事態としているのは5月6日までですが、その後どうなるかについては今のところ発表していません。しかしどう考えても、5月6日に全てオッケーとはなりそうもありません。 | |||||||||||||
| （※本記事は、4月26日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。） | |||||||||||||
原油価格 |
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| 20日のNY原油先物相場が急落し、WTI5月物が、1バレル＝マイナス37.63ドルで取引を終えました。需要の減速懸念に加え、供給過剰で、貯蔵余力が限界に近づきつつあるとの見方から、投資家の投げ売りが加速しました。 | |||||||||||||
原油価格・WTI先物の推移 |
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| WTI先物の推移を見ると、特に4月5月にかけて、近場では受ける人がいない中、お金をあげるから持っていってくれという状況になっています。実は、蓄える場所がないだけではなく、世界中のタンカーが油でいっぱいのまま、幽霊船のようにさまよっていて、どこかにこれを移させてもらわないとタンカーにならないという状況なのです。タンカーそのものも貯蓄の場所になってしまっていて、どこかで受け取ってもらわないとダメだということで、原油は全く動かない状況なのです。加えて新型コロナによって車も動かないというわけで、需要は大きく落ち込み、OPECは減産に合意していますが、それでもどうしようもないという状況なのです。 | |||||||||||||
| 【講師紹介】 | |||||||||||||
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| ▼その他の記事を読む： 【前回の記事】新型コロナ・米経済対策/全土に広がる影響/感染者数/人種によるウイルスの影響への一考察（大前 研一）  |
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