金融リアルタイムライブ特別マガジン「2020~2021の不動産市況について」(井出 武)
2021.1.6(水) | |||||||||||||
金融リアルタイムライブ特別マガジン「2020~2021の不動産市況について」(井出 武) | |||||||||||||
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こんにちは。
株式・資産形成実践講座 石川です。 皆様、明けましておめでとうございます。 昨年は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。 本年も、皆様にご満足頂ける配信を心がける所存でございますので 何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。 新年第一号は、「株式・資産形成実践講座」の大人気コンテンツ 「金融リアルタイムライブ」の内容を一部抜粋して皆様にお届けします! |
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二分されるマンション・マーケット |
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私の仮説では、今のマンション・マーケットは二つに分かれています。 | |||||||||||||
富裕層や投資家は、コロナの影響については全く無関係ではありませんが、それほど困っていません。富裕層の方は、このような感染が広がれば軽井沢に行けてしまう人達であり、金融危機でなければ与信に困ることはありません。金余りであるという現象は変わらないので、 今は株価が大変な勢いで上がり、このように上がって良いのか、実体経済を表わしていないのでは、という話が出ています。やはり金融危機ではなく低金利であることが影響して、この金余りの状況を生み出していると、私は思います。 | |||||||||||||
インバウンド回復の見通し |
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東京や大阪の不動産に関しても、「本当は物件を欲しいけれどもなかなか日本に行けない」という人が多いため、タイミングを見計らって回復する、 あるいは感染が少し落ち着いて渡航もOKになるタイミングで、私は戻ってくると考えています。この前あるメディアが「どこで投資したいか」というアンケートで1位が日本であったという記事を出していたように、世界的に金余りであることもあり、日本は戻りが早いと考えた方が良いと思います。 | |||||||||||||
そしてそのような場合には、アッパーのマーケット、あるいはそのような階層の、特にマンション、新築マンション、築浅の中古マンションが動いているマーケットというのは、回復するタイミングも早いと思われます。実際に価格は今落ちてないわけなので、このまままた上がるマーケットに回復すると見ても良いと思います。 | |||||||||||||
実需系マーケットへの影響 |
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反面、実体では格差的な社会になっています。実需系の人はコロナでかなり懐事情が怪しくなっており、年末のボーナスが少し減ってしまった、半分になってしまったという方も残念ながらいらっしゃると思います。そのような方は恐らく住宅ローンが組みにくくなるかもしれないために、購入戦略の見直しをある程度考えざるを得ない状況になると思います。 | |||||||||||||
そういう意味で実需系のマーケットは、コロナの影響を受ける可能性があります。。今まで下がってないから今後も下がらないということは言えないのです。これからジワジワと迫っていた影響がある時点で顕在化するということは、用心しておくことが必要ではないかと思います。 | |||||||||||||
【講師紹介】 | |||||||||||||
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