グローバル・マネー・ジャーナル

2019.7.17(水)

米ロ、LNGに対する輸出競争という名の覇権争い(大前 研一)

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米ロ、LNGに対する輸出競争という名の覇権争い(大前 研一)

LNG市場

日経新聞は19日、「米ロ、LNG覇権争い」と題する記事を掲載しました。ロシアのプーチン政権が北極圏のLNG生産基地計画で、中国から出資を受けることで合意しました。
これまでロシアはパイプラインを利用したヨーロッパ向けガスの輸出がメインでしたが、アメリカがシェールガスを増産し、ポーランドと販売契約を結ぶなど、ヨーロッパ市場に攻勢をかけているのに対抗する考えです。
これは世界の石油市場、OPECなどにも大きな影響があることです。 LNGの輸出競争ということで、アメリカがいきなり、輸出を始めてしまったのです。
ロシアはもともと自分の使用量が少なく、 ヨーロッパにパイプラインを何本も引いてやっているわけです。今回のヤマルLNGなどは、液化して北極海経由でアジアに持ってくるというプロジェクトです。

LNGの輸出状況

LNGの輸出状況を見ると、カタールが1位で、2位がオーストラリアで、そのお客は日本です。3位のマレーシアもお客は日本です。それに次いでアメリカ、さらにそれより下位にロシアが続きます。
LNG輸出量の推移を見ると、ロシアはずっと輸出をしてきましたが、アメリカは2015年あたりまで0だったところが、シェールガスが多く出て、輸出量が大きく伸びました。そこで、自分が優位になりたいとロシアに牽制をしているのです。
これまでアメリカは他の国にはシェールガスは売らないと言っていたのに、それどころではないということになり、OPECもロシアも競争相手となってしまったのです。
トランプ大統領らしいと言えばそうですが、アメリカとロシアはLNGの購買をめぐって、アメリカはヨーロッパなどにロシアから輸入するなというような圧力をかけているのです。
アメリカの宝なので他所には売らないと言っていたのに、いきなり買わなくてはならない、ロシアからは買ってはダメだなどといきなり言うという、今のアメリカらしい論理の展開になっています。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
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大前 研一
6月23日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
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【前回の記事】2000万円問題、解決の障壁はアベノミクス? (大前 研一)

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