グローバル・マネー・ジャーナル

2019.10.9(水)

東アフリカ、LNGの生産能力向上!(大前 研一)

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東アフリカ、LNGの生産能力向上! (大前 研一)

LNG市場

  日経新聞は1日、「東アフリカ産LNG、台頭」と題する記事を掲載しました。東アフリカのモザンビークで、エナジープラントの建設が進んでいます。
  3箇所全てが完成すれば、生産能力は年約3150万トンと、世界3位の輸出国マレーシアを上回ると言うことです。アジアに近く、中東産より地政学的リスクが低いなどのメリットから、日本を始め中国、韓国からの注目も高まっているとしています。
 

アフリカ諸国の天然ガス生産量

  モザンビーク、東アフリカの台頭は大きな動きです。現状を見ると、もともとアフリカではアルジェリアの生産量が多く、日揮などがプラント建設に従事してきました。
  そして、エジプト、ナイジェリアなども生産を伸ばしています。リビアは横ばいからやや下降となっています。
  そこにモザンビークが大きく参入してくるわけで、日本企業も何社か入っています。このようにアフリカのLNGの可能性は非常に大きなものがあるわけです。
 

国別の天然ガスの埋蔵量

  天然ガスの埋蔵量を見ると、ロシアが非常に大きく、次がイランです。3位のカタールからは日本も非常に多く買っています。
 オーストラリアなどからも日本は大量に輸入していますが、モザンビークはそこに匹敵する埋蔵量を持っているというわけです。
 
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
9月8日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
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【前回の記事】医療費抑制政策、薬剤費597億円の削減を試算

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