グローバル・マネー・ジャーナル

2019.12.25(水)

法人税率/主要国の法人税率/NEXTユニコーン/企業価値ランキング上位10社(大前 研一)

2019.12.25(水)
法人税率/主要国の法人税率/NEXTユニコーン/企業価値ランキング上位10社(大前 研一)
第624号 株式・資産形成実践講座メルマガ
資産形成に役立つ情報を、大前研一ならびに一流講師陣から学ぶ!
 

【1月】オンライン説明会のご案内


株式・資産形成実践講座では、
『株式・資産形成実践コース』『「2000万円問題」対策講座』  
を対象にそれぞれの日程でオンライン説明会を実施致します。
 
受講検討中の方はもちろん、「資産運用についてより詳しく知りたい方」、
「最近資産運用に興味を持ち始めたけれど、何から手を付けていいかわからない方」
など、資産運用に少しでも興味のある方の参加をお待ちしております。

【12月26日まで】受講料割引キャンペーン延長のご案内


株式・資産形成実践講座では、「株式・資産形成実践コース」「不動産投資実践講座」
を対象に「冬の学習応援キャンペーン」を実施しています。
本来12月24日(火)〆切でしたが、多数のご好評につき12月26日(木)まで期間を延長することに決まりました。  
新年1月1日から学習をスタートできる最後のチャンスなので是非ご検討ください!
【1月18日】金融リアルタイムライブ飯田橋セミナー
[リアルセミナー、好評受付中!]
▼今後のセミナー・イベントスケジュール
法人税率/主要国の法人税率/NEXTユニコーン/企業価値ランキング上位10社 (大前 研一)

法人税率

  日経新聞は9日、「法人税の『最低税率』検討」と題する記事を掲載しました。OECDが8日、世界各国の法人税に最低税率を設定する制度について論点案を公表しました。
 この制度は、企業誘致のための税率引き下げ競争や、優遇税制の乱立が治まらないことを受けたものとなっています。
 

主要国の法人税率

  主要国の比較を見ると、日本、フランス、ドイツの法人税が高くなっています。かつてはもっと高かったのですがここまで下りてきたというわけです。
  今、ヨーロッパを見ていると、大体25%程度に収斂するのだろうと思います。アイルランドが12.5%で、25%の半分という税率になっています。
 そのために低い税率を求めてアイルランドに立地する、「なんちゃってペーパーカンパニー」が非常に多いわけです。
  アジアではそれがシンガポールとなっています。このような不公平を、国民国家が勝手にやっているわけです。
 これに対し、世界でこういう法人税率にしようと決めていくというのが今回の動きですが、25%というのが今のところ大体妥当な線ではないかと思います。
  そうなると、税率によって本社所在地を選ぶということもなくなると思います。やはりもう少し世界的な合意が形成されるべき分野だと思います。
 

NEXTユニコーン

 日本経済新聞社がまとめた2019年のNEXTユニコーン調査で、企業価値を推計したところ、上位20社の合計は前の年より2割増加し、1兆円を超えました。
  AIやフィンテックなどの分野で伸びが目立っています。しかし海外では、元ユニコーンをめぐる懸念も広がっており、これまで価値を押し上げてきた投資マネーがしぼむ可能性もあります。
 日本の場合には20社で1兆円に達したということですが、1000億円を超えるものをユニコーン、1兆円を超えるものは次の単位として、デカコーンと呼んでいます。
 

企業価値ランキング上位10社

  企業価値ランキング上位10社を見ると、だんだんと定着してきていると感じます。プリファード・ネットワークス、スマートニュース、Freeeなどがいつもの企業が上位に入っています。
 エリーパワーが5位となっていますが、エリーパワーは今後本当にできるかどうか疑問が出てきていて、価値の増加率が低いのはそうした理由からです。
  スマートフォン決済のオリガミが6位ですが、こちらも今ペイペイなどに押されている状況です。また、マッキンゼーにいた柴山氏がやっているウェルスナビも相当な時価総額になり、1000億円以上の資金を集め、さらに最近も資金調達をしています。
  そしてビズリーチが8位となるなど、だんだんとこうした企業が上位に出てきているわけです。20社で1兆円超えと言いますが、見慣れた顔が揃ってきているという印象を受けます。
 
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
11月17日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
▼講座受講をご検討頂いている皆さまへ
▼その他の記事を読む:
【前回の記事】ソフトバンクグループ、ウィーワーク投資で155億円の赤字!

友だち追加

株式・資産形成実践講座事務局
 多くの受講生の声、そして講座開講11年の歴史が詰まった「株式・資産形成実践コース(12ヶ月コース)」を2017年に新たにリリースいたしました。受講を開始されると、最初は「何の講座だろう?」と思うくらい、自らのライフプランについて考えます。それは、資産運用はライフプラン実現の一つの手段であるからです。
 講座後半の投資アルゴリズムのパートでは、経済環境を投資に活かす手法について多角的に学びます。デイトレードやFXといった概念はありません。世界中で実践されるようなインデックスでコツコツと実践していくスタイルの運用スキルです。世界標準の資産運用を学び、資産形成の第一歩を踏み出してください!
▼【2020年1月生 受付中!(12/26まで) 】投資マインドから運用実践まで一貫して学ぶ12ヶ月コース
▼[年代別で考える「2000万円問題」対策講座]1月開講生申込受付募集中!
株式・資産形成実践講座では、Facebookページでも金融にまつわる最新ニュースなどご紹介しております。ぜひこちらもチェックしてください。
▼ 【株式・資産形成実践講座】公式Facebookページはこちら
それでは、次回のグローバル・マネー・ジャーナルもどうぞお楽しみに!
※本メールはHTML形式で配信しております。インターネットに接続した状態でご覧ください。
[発行人 : ビジネス・ブレークスルー大学 オープンカレッジ
株式・資産形成実践講座事務局]
〒102-0084 東京都千代田区二番町3番地 麹町スクエア

▼ 【株式・資産形成実践講座】お問合せはこちら
▼【株式会社ビジネス・ブレークスルー】個人情報保護方針に関して
▼配信解除はこちら