新型コロナ・金融/日米欧の政策金利の推移/日経平均とダウ平均の推移/日経平均とダウ平均の騰落率の推移(大前 研一)
2020.3.18(水) | |||||||||||||
新型コロナ・金融/日米欧の政策金利の推移/日経平均とダウ平均の推移/日経平均とダウ平均の騰落率の推移(大前 研一) | |||||||||||||
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新型コロナ・金融 |
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日経新聞は3日、「市場、中銀の限界見透かす」と題する記事を掲載しました。FRBが3日、0.5%の緊急利下げに踏み切ったものの、ダウ工業株30種平均は一時1000ドル近く急落しました。 | |||||||||||||
市場が先に利下げを織り込んでいることや、政策余地に限りが出てきたことを見通して、不安が広がっていることなどを受けたものです。 | |||||||||||||
私は以前から、金利をいじったり、マネーサプライを変えたりする、20世紀型の金融政策による影響は、ほとんどなくなっていると言ってきました。 | |||||||||||||
しかしトランプ大統領はそれをやれとパウエル議長に言うわけです。それで今回は0.25ではなく0.5と、大きく金利を下げました。 | |||||||||||||
市場はそれを好感するのかと思ったら株価は落ちてしまったのです。 | |||||||||||||
日米欧の政策金利の推移 |
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FRBはこれまで0.25ずつ金利を動かしてきましたが、今回の緊急事態に、0.5まとめて下げました。 | |||||||||||||
日経平均とダウ平均の推移 |
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市場はそれに反応して下落しています。 | |||||||||||||
日経平均とダウ平均の騰落率の推移 |
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前日からの騰落率をグラフで見ると、地震計のように見えますが、日経平均よりもダウの方が振れが大きくなっています。 | |||||||||||||
日経平均はマイナスばかりでプラス方向への振れが見られません。アメリカの方は利下げの後、一度は大きく上がりましたが再び下落してしまったわけです。 | |||||||||||||
この事態はトランプ大統領にとって、選挙に非常にマイナスとなるので、かなり深刻に捉えていると思います 。 | |||||||||||||
【講師紹介】 | |||||||||||||
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▼その他の記事を読む: 【前回の記事】日本酒/日本酒の出荷量(酒類課税数量)の推移/日本酒の輸出状況(大前 研一) |
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