2020.11.4(水)
米パランティア・テクノロジーズ/ SPAC: Special Purpose Acquisition Company(大前 研一)
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2020.11.4(水) | |||||||||||||
米パランティア・テクノロジーズ/ SPAC: Special Purpose Acquisition Company(大前 研一) | |||||||||||||
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資産形成に役立つ情報を、大前研一ならびに一流講師陣から学ぶ! | |||||||||||||
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米パランティア・テクノロジーズ(1) |
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データ解析を手がけるアメリカのパランティア・テクノロジーズが、先月30日、ニューヨーク証券取引所に上場しました。初日の終値は9.5ドルと、取引参考価格を31%上回り、時価総額は157億ドル、およそ1兆6600億円となりました。 | |||||||||||||
そんな中、日経新聞は7月から9月にアメリカ市場で調達された630億ドルのうち半分は上場時には事業の実体を持たないSPAC、特別買収目的会社だったと報じました。 | |||||||||||||
米パランティア・テクノロジーズ(2) |
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パランティア・テクノロジーズは、損保などにも投資しているピーター・ティールも共同創業者となっている、データ解析やプラットフォーム提供を行う非常に大きなテクノロジー企業ですが、今回は予想よりもかなり高い金額で初値が付きました。 | |||||||||||||
SPAC: Special Purpose Acquisition Company(特別買収目的会社) |
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SPACとは実体のない会社を上場させる特別買収目的会社で、「いい会社があったら買収します」という形で上場しています。ある意味ファンドに投資するようなもので、M&Aの名人であればそちらに投資をするということになります。 | |||||||||||||
そのため、このような安易な上場によりお金が集まり、実体のないようなものに高値が付いてしまいます。ペテン師のような詐欺まがいの話に対してもSPACは反応してしまうこともあり、電動トラックのニコラについてもその疑いが非常に濃く、GMも引っかかってしまったと言われています。このような恐るべき状態が、焦ったSPACと一緒になって出てきているということです。 | |||||||||||||
【講師紹介】 | |||||||||||||
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】金融リアルタイムライブ特別マガジン「2020年9月の株式市場と予測される10月の相場動向について②」(福永 博之) ![]() |
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