グローバル・マネー・ジャーナル

2020.12.2(水)

金融リアルタイムライブ特別マガジン「金利差なき世界で持つべき大局観」(唐鎌 大輔)

2020.12.2(水)
金融リアルタイムライブ特別マガジン「金利差なき世界で持つべき大局観」(唐鎌 大輔)
第671号 株式・資産形成実践講座メルマガ
資産形成に役立つ情報を、大前研一ならびに一流講師陣から学ぶ!
本日は、「株式・資産形成実践講座」で高い満足度を誇る
「金融リアルタイムライブ」の内容を一部抜粋して皆様にお届けします!

<【12月限定】2021スタートダッシュ応援キャンペーン!>

~2021年から、「資産形成」に役立つすべてを学びませんか?~
2020年、新型コロナウイルスの影響により、様々な分野で既存の価値が変動し、
世界経済に大きな衝撃を与えました。
昨今の状況から、今後ますます警戒感が増すであろう世界経済情勢を鑑みて、
今こそ正しい金融リテラシーに基づいた資産形成を始めてみませんか。

対象講座:株式・資産形成実践コース(12ヶ月)
特典内容:テクニカル分析講座(5万円相当)12か月
     《早期申込みで早く観られる!》

     ②金融リアルタイムライブ12か月分
※今回は『金融リアルタイムライブ』内で先月ご提供しました唐鎌講師による内容を
一部お届けします。ぜひ、下記の記事をご覧ください!


キャンペーンの期間は【12月1日〜12月22日まで】まで !
▼詳細・お申込みはこちら:
https://bit.ly/3mqaQ1m
お得なこの機会に、ぜひ来年1月からの最速の受講開始をご検討ください!
<【12月】オンライン講座説明会のご案内>




株式・資産形成実践講座では、毎月オンライン説明会を実施しております。
『株式・資産形成実践コース』と
『年代別で考える「2000万円問題」対策講座』の
2つの講座について、詳しくご説明致します。

生涯にわたる資産形成とは何か?どのようにすれば良いのか?
説明会に参加いただければ納得の答えが必ず見つかります!
当講座に興味を持っていただいた方は、是非ご参加ください。

次回は第二週に3連続で開催いたします。日程詳細は
12/7 (月)20:00~:株式・資産形成実践コース
12/9 (水)20:00~:株式・資産形成実践コース
12/10(木)20:00~:年代別で考える「2000万円問題」対策講座
です。
申し込み締め切りは開催当日の夜18時まで受け付けております。
次回開催まで時間に余裕がありますので
興味のある方は、どうぞこの機会に参加をご検討ください。
▼詳細・お申込みはこちら:
http://bit.ly/2Ej1rUF
-------------------------------------------------------
来年1月からの受講を検討中の方はもちろん、資産運用に少しでも関心をお持ちの方へ。
オンライン説明会にお気軽にご参加いただき、ご自身の資産形成にお役立てください。
2021年主要通貨為替見通し ~「金利差なき世界」で持つべき大局観~(唐鎌 大輔)

主要三市場に関する論点

 現在は、アメリカ大統領選が終わった直後であり、新型コロナウイルスに対する有効なワクチンが開発されたのではないかというニュースが出たばかりの状況です。そのため、金融マーケットとしてはアメリカ大統領選の結果がまだ覚めやらぬところをどう解釈していいのか分からず、ワクチンの件も重なって、この先の金融マーケットに、どの論点をどういうふうに組み込んでいけばいいのか混乱している状態だと私は考えています。また、そう感じているプロの方も恐らく多いのではないかと思います。
 従って、あと1カ月で2021年がやってくる今、株、債券、為替の主要三市場に関して、ここだけは押さえたいという論点表を作りました。

株高の論点

 目先の材料ではなく、当面変わりそうもない話をします。例えば今、(上記の表では)株高が一番話題となっていますが、なぜ株高なのか。やはり一つ言えることは、「定期的にインカムを生むアセットは株しかない」ということだと思います。
 低金利が常態化しているために、どの国債を買っても大した利回りは得られないが、株を買えば配当利回りはもらえます。株の債券化という言い方をこの講座でも何度かしたことがあるかもしれませんが、株を株として買うのではなく定期的にインカムを生むアセットとして、株が消去法的に買われていると考えた方がすっきりします。そうでなければ、過去10年間ずっと株高である一貫した説明ができません。それが、この赤で書いた大事だと思われる点で、「政権にかかわらず拡張財政路線は不可避」とあるのは、皆さんもよくご存じの通りです。
 ワクチンができることを前提にマーケットの見通しを語ることは、やはりエコノミストにはできませんが、仮にワクチンがあれば、この見通しは恐らく外れると思います。今はワクチンという吉報を待ちつつ、結局コロナ禍はそんなに簡単に終わりそうにないという思いで、いろいろなことを考えなければいけません。そうなるとトランプであろうとバイデンであろうと、結局今、増税をして実体経済を押しつぶすようなことはできないはずです。そういうわけで、拡張財政路線は不可避であるから、アメリカ大統領選がどうなるかという理由で株を説明しない方が良いと思っています。

金利低下の見通し

 では金利はどうかというのが、2番目にある債券高の話です。FRBは、2023年末まではゼロ金利であると意見集約をして情報発信をしています。しかも今後の目標は平均2%であると大きく報じられました。平均2%ですから、1%のときもあれば3%のときもあり、-0.5%のときもあれば4%のときもあるでしょう。それらを平均して、ある一定期間で2%に到達したときに物価目標が達成されたと評価すると言ってしまっているわけです。
  今2%にはほど遠いわけですから、原油価格などの影響はあるものの、平均で2%になるのは見通せる将来においては2024年以降だという意見がほとんどです。2024年以降まで利上げができないために、FRBより2023年末まではゼロ金利であるという見通しが出てしまっているということです。であれば、アメリカ大統領が誰であっても金利は下がる、上がらないということで別にいいのではと思います。

為替、ドル過剰によるドル安

 そして為替の話ですが、6月からずっとドル安が続いています。当面のテーマは、ドルの過剰感であると思われます。今年のアメリカの財政赤字はGDP比で30%を超えています。過去同じレベルとなるには、第二次世界大戦直後までさかのぼる必要があり、まさに戦時期並みの財政赤字が出ていることになります。財政赤字の対GDP比とドル相場というのはかなり相関が高いので、このことからもドルが過剰だからドル安であると言えます。
 またアメリカ大統領選について、為替や金融マーケットから見て唯一気にした方が良いと思われることは、財務長官人事だと考えます。これから閣僚人事が順次明らかになってくると思いますが、財務長官が誰になるのかというところがすごく気になるところです。
【講師紹介】
みずほ銀行 国際為替部 為替営業第一チーム
チーフマーケット・エコノミスト
唐鎌 大輔
11月14日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
▼講座受講をご検討頂いている皆さまへ
▼その他の記事を読む:
【前回の記事】中国成長率、コロナ前に迫る/ NEXT1000/国内株式市場、29年ぶり高値(大前 研一)

友だち追加
株式・資産形成実践講座事務局
 多くの受講生の声、そして講座開講11年の歴史が詰まった「株式・資産形成実践コース(12ヶ月コース)」を2017年に新たにリリースいたしました。受講を開始されると、最初は「何の講座だろう?」と思うくらい、自らのライフプランについて考えます。それは、資産運用はライフプラン実現の一つの手段であるからです。
 講座後半の投資アルゴリズムのパートでは、経済環境を投資に活かす手法について多角的に学びます。デイトレードやFXといった概念はありません。世界中で実践されるようなインデックスでコツコツと実践していくスタイルの運用スキルです。世界標準の資産運用を学び、資産形成の第一歩を踏み出してください!
▼【1月開講クラス限定・キャンペーン実施中!(12/22まで) 】投資マインドから運用実践まで一貫して学ぶ12ヶ月コース
▼ [年代別で考える「2000万円問題」対策講座] 1月開講生申込受付中!(12/22まで)
株式・資産形成実践講座では、Facebookページでも金融にまつわる最新ニュースなどご紹介しております。ぜひこちらもチェックしてください。
▼ 【株式・資産形成実践講座】公式Facebookページはこちら
それでは、次回のグローバル・マネー・ジャーナルもどうぞお楽しみに!
※本メールはHTML形式で配信しております。インターネットに接続した状態でご覧ください。
[発行人 : ビジネス・ブレークスルー大学 オープンカレッジ
株式・資産形成実践講座事務局]
〒102-0084 東京都千代田区二番町3番地 麹町スクエア

▼ 【株式・資産形成実践講座】お問合せはこちら
▼【株式会社ビジネス・ブレークスルー】個人情報保護方針に関して
▼配信停止申請はこちら