グローバル・マネー・ジャーナル

2021.9.29(水)

東アジア企業/フィンテック/アディエン/事業分野別のユニコーン企業数(大前 研一)

2021.9.29(水)
東アジア企業/フィンテック/アディエン/事業分野別のユニコーン企業数(大前 研一)
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東アジア企業/フィンテック/アディエン/事業分野別のユニコーン企業数(大前 研一)

東アジア企業

 日経新聞は9月1日に「中国IT2強、36兆円減少」と題する記事を掲載しました。東アジアの国と地域における企業の時価総額ランキングでは、中国のアリババ集団とテンセントが上位に入ったものの、2社合計で去年の末に比べて3,300億ドル、およそ36兆円減少しました。
 1位が前年末比18パーセント減のテンセント、そして2位のTSMCは台湾の会社、3位のアリババは前年末比32パーセント減ということで、テンセントとアリババを合わせて時価総額が36兆円減少しました。これは神経質になっている中国政府による、いじめの結果であると考えられます。

フィンテック

 日経新聞は8月31日に「オランダ、アディエン、時価総額10兆円超」と題する記事を掲載しました。オランダのフィンテック企業、アディエンの株価が上昇し、2018年のIPOから、およそ3年で時価総額が10兆円を超えたということです。

アディエン

 アディエンは、世界24カ国に拠点を持つオランダの会社で、オンラインでの国際決済を行っています。後払いも含めた決済がネットにおける重要な要素になっており、このような会社が非常に見直されています。実際にアディエンの売上高は36億ユーロで、利益も約700億円となっています。Facebookやウーバーなどにも、この会社が決済サービスを提供しています。

事業分野別のユニコーン企業数

 ユニコーンの種類としては、フィンテック関係が圧倒的に多くなっています。日本にはこういった会社はありませんが、中国やアメリカには存在し、そしてオランダの会社は世界中に拠点を構えているという状況です。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
9月5日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
▼講座受講をご検討頂いている皆さまへ
▼その他の記事を読む:
【前回の記事】金融リアルタイムライブ特別マガジン「国内注目企業分析 ~オイシックス・ラ・大地~」(栫井 駿介)

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それでは、次回のグローバル・マネー・ジャーナルもどうぞお楽しみに!
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