国内ユニコーン企業/日本のユニコーン企業/スパイバー(大前 研一)
2022.2.9(水) | ||||||||||||
国内ユニコーン企業/日本のユニコーン企業/スパイバー(大前 研一) | ||||||||||||
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国内ユニコーン企業 |
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人事労務ソフトを手掛けるSmartHRは、2022年1月に創業者の宮田昇始CEOが代表取締役を退任し、芹澤雅人CTOが代表取締役CEOに就く人事を発表しました。同社は創業から8年で企業価値10億ドル以上のユニコーン企業となりましたが、新体制でさらなる成長を目指します。 | ||||||||||||
「会社が急成長をする中、環境変化に対応できていないと感じるようになった」から辞めるということです。不思議なCEOです。その人がいたから急成長できたわけですが、そこに対応していないという理由で芹澤氏がCEOとなります。これには他の理由があるのではないかと疑わせるような人事だと思いました。 | ||||||||||||
日本のユニコーン企業 |
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今、日本のユニコーン企業を見ると、プリファード・ネットワークスがトップです。そして2番目がスマートニュースで、今回のクラウド人事労務ソフトを提供するSmartHR、4番目にクールジャパン機構、ジャフコ、カーライルが出資したスパイバーと続きます。 | ||||||||||||
スパイバー |
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スパイバーは、カーライルが出資したことで会社の価値が急激に上がったと言われています。しかし私はあまりこの会社をかっていません。クモの糸が何からできてるかを分析して、それと同じような性質を持つ糸を化学合成で作りました。言ってみれば化学繊維を作ったということなのです。しかし、それが例えばヒートテックのような特別なものであるのかが私には分かりません。非常に強いということですが、今、私たちが持っているコートが普通に着ていてビリビリに破れることなどありません。スパイバーが開発した糸の強さをどうやって売りにしていくのでしょうか。自動車の椅子に使っているのは見たことがありますが、かつてナイロンがロープなどの新しい需要を開拓したときのようなイメージは、私には浮かんできません。大丈夫だろうかと思っています。 | ||||||||||||
【講師紹介】 | ||||||||||||
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】半導体業界/デカコーン/世界の主な「デカコーン」(大前 研一) |
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