金融リアルタイムライブ特別マガジン「コモディティマーケット動向 ~金を取り巻く環境~ 」(近藤 雅世)
2022.2.23(水) | ||||||||||||
金融リアルタイムライブ特別マガジン「コモディティマーケット動向 ~金を取り巻く環境~ 」(近藤 雅世) | ||||||||||||
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資産形成に役立つ情報を、大前研一ならびに一流講師陣から学ぶ!
本日は「株式・資産形成実践講座」の大人気コンテンツ 「金融リアルタイムライブ」の内容を一部抜粋して皆様にお届けします! |
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コモディティマーケット動向 ~金を取り巻く環境~(1) |
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金を取り巻く環境について解説いたします。まずオミクロンが蔓延しているという状況があります。これによって現在のところ経済活動が停滞しています。ただイギリスや南アフリカなどでは、オミクロンの収束が見られるようになっています。しかし、その他の国ではまだまだオミクロンの感染者数が増加しています。一方で、ロシアとウクライナの緊張がありまして、地政学的リスクから原油高が起こり、インフレが継続しています。 | ||||||||||||
そしてインフレではパウエルさんがFOMCを開いて3から5回の利上げを予測されています。そうは言ったわけではないですが、ドットチャートではそのようになっています。3から5回の利上げがあるということを市場が予測し、株が急落がFOMCの後に起こっているのです。 | ||||||||||||
コモディティマーケット動向 ~金を取り巻く環境~(2) |
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これにより、安全資産の金がそのときは買われました。常時買われるわけではありませんが、株価が下落すると株を売却し、追随して売却したお金をどこに持っていくかということになります。普通預金は金利が零点何パーセントということで全く預金にはならないため、持っていき場がありません。また、債券価格も上がっています。債券投資が増加して価格が上がり、高いから値下がりのリスクがあるためにこちらにもいけないということから、金でも買うかということになっています。 | ||||||||||||
実際問題としてインフレヘッジはどこまで効果があるかは分からず、インフレになると金が買われるという過去の正確なグラフはございません。ハイパーインフレである国は、トルコやブラジル、アルゼンチンです。アルゼンチンは現在75%のインフレですから、こういった国は毎日物価が上昇してしまい、そういった国では貯金なんかをしていると通貨が安くなってしまいますから、自国通貨が安くなるのを避けるために金を買っておくということになります。金はインフレと共に上がっていきますので、インフレヘッジになるという話です。 | ||||||||||||
コモディティマーケット動向 ~金を取り巻く環境~(3) |
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私もかなりの資産を純金積立に移しております。株価だと上がったり下がったりですからなかなか見ている暇がなく、そんなことをやってはいられません。しかし金であればそんなに動きは速くはありませんし、下がったとしても、純金積立のバーをたくさん買えますから、私の場合はそういうもので蓄財をしております。 | ||||||||||||
【講師紹介】 | ||||||||||||
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】国内株式市場/主な投資部門別の株式保有比率の推移/国内経済(大前 研一) |
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