グローバル・マネー・ジャーナル

2022.7.20(水)

米株式市場/ダウ平均の推移/米国の物価上昇率の推移(大前 研一)

2022.7.20(水)
米株式市場/ダウ平均の推移/米国の物価上昇率の推移(大前 研一)
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本日も「世界経済分析」や「資産形成の学び」
に役立つ情報をお届けして参ります!

<初夏の学習応援キャンペーン好評実施中!>

 ニュースや雑誌では知れない、数値に潜む背景やマーケットの捉え方などを
 自身の資産運用に取り入れませんか?

 ロシアウクライナ問題、急速な円安問題、株式市場で化石燃料・武器関連株が上昇するなど、
 経済情勢や金融マーケット市場は日々変化しております。
 そのような背景から今回、「株式市場・為替市場・商品市場・世界の金利・世界経済動向」
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<【7月】資産形成ポイント解説!+
 講座説明会申し込み受付中!>

 当講座では、【資産形成セミナー(ポイント解説)+講座説明会】を
 <残り1日程>実施いたします。
 前半(約60分)の「資産形成セミナー(ポイント解説)」では、
 主に以下の内容をお話します。
 ・資産形成に税金・手数料の特徴とその対策について
 ・年金制度の仕組みについて
 ・投資/投機、単利/複利の違い
 ・つみたてNISA・iDeCoの活用法
 ・投資による資産形成のイメージ
 ・資産形成による望ましいリスクのとり方のイメージ
 ・資産形成初心者に向いた投資について
 ・ライフプランをキャッシュフローで考える

 後半(約20分)の「講座説明会」では、
 当講座でご用意しております資産形成の講座についてご紹介させていただきます。

 ≪7月日程一覧≫
 7月26日 (火)19:00~
  【50、60代の方向け】年代・テーマ別!資産形成セミナー&説明会
 ▼詳細・お申込みはこちら:
 https://bit.ly/3yBG4tQ

 当日は、オンラインで開催いたします。
 「テレワークで仕事以外の時間ができたという方」
 「最近資産運用に興味を持ち始めたけれど、何から手を付けていいかわからない方」
 「自宅で過ごす時間を活用して何かはじめたい方」など、
 今後の受講も視野に入れて今こそ資産形成の一歩を踏み出しましょう。

 お申込締切は開催当日の18時まで受付ております。
 受講を検討中の方はもちろん、資産運用に少しでも関心をお持ちの方はぜひ、
 オンライン説明会にご参加いただき、
 ご自身の資産形成にお役立てください。お申込お待ちしております!

<資産形成実践コース・田口講師から学ぶ!1Day対面ワークショップ、好評受付中!>

 毎年、田口美一講師から学ぶ1Dayワークショップを開催し、昨年より
 新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催でございましたが、
 今回は久しぶりの対面形式で実施させていただきます。
 初めて参加の方から、毎回ご参加いただいている方まで、
 どなたでもお申込いただけます。ぜひご参加お待ちしております!

 ≪基本情報≫
 ■テーマ;1DAYワークショップ ~資産運用を行うための「心・技・体」~
 ■開催場所: 東京都千代田区六番町1-7 Ohmae@workビル B1会議室
 ■参加費用: 22,000円(税込み)
 ■定員  : 1日程あたり40名
 ■開催日程 :【初中級者向け】2022年7月31日(日)12時00分~17時00分
 (申込締切:2022年7月28日(木)23:59まで)
        【上級者向け】2022年8月28日(日)12時00分~17時00分
 (申込締切:2022年8月25日(木)23:59まで)
 ▼詳細・お申込みはこちら:
 https://bit.ly/3aBqoPc

 ※各日程とも定員に達し次第締切となります
 どうぞこの機会にご参加いただけますと幸いです!
米株式市場/ダウ平均の推移/米国の物価上昇率の推移(大前 研一)

米株式市場

 5月20日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は、前の日に比べ8.77ドル高い3万1261ドルで取り引きを終えました。しかし週間では900ドルを超える値下がりで、3月下旬から8週連続の下落となり、1932年の世界大恐慌以来90年ぶりの連続下落記録となっています。
 FRBのパウエル氏と市場との対話が成り立っていないように思います。パウエル氏は単純なインフレだと考え、金利を高くすればいいと思っています。パウエル氏の処方が間違っていることへの警告が、市場側から出てきてるのです。それからGAFAなどのIT、AI関係に少々期待が行き過ぎて、いわゆるプライス・アーニング・レシオが急激に上がってしまったことへの修正という意味合いもあると思います。大恐慌以来だと言うけれども、大恐慌のときとは事情が違うのです。

ダウ平均の推移

 これを見ると、数値が落ちているのが分かります。しかし長い間1万ドルからずっと上がり続けてきましたので、少しぐらい落ちたとしても、まだ稼いだ部分が残っているではないかと思います。
 そして、こちらが前日比です。かなり動きが出ています。

米国の物価上昇率の推移

 これは物価上昇率で、こちらが燃料と食品を除いた数値です。燃料の部分が大きくなっています。そして、それ以外の部分でも上昇しています。ということは、パウエル氏のように金利を上げてインフレを征服しようとしても、関係がないのです。物そのものの値段が上がっているのは供給不足が原因です。例えば小麦がウクライナから入ってこない、油などが手に入らないといったことなのです。金利を上げて抑えられるようなインフレではありません。
 単純に金利を上げてインフレを抑えようと考えるパウエル氏の判断ミスであり、そこにマーケットが過剰反応をしています。このままさらに0.75まで上げていくとも言っており、こんなことを続けていると企業活動も駄目になってしまうでしょう。インフレ的に見えたとしても、今の状況は物価上昇であり、金利を上げる局面ではありません。金利を上げても収まることはないのです。黒田氏は金利を上げられないという反対の問題を抱えていますが、パウエル氏に関しては市場の制裁だと思います。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
5月22日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
▼講座受講をご検討頂いている皆さまへ
▼その他の記事を読む:
【前回の記事】トルコ経済/世界株式市場/ダウ平均の推移(大前 研一)

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 「老後2,000万円問題」がメディアで取り上げられるなど、超高齢化に向かう社会を生きる日本人において、資産形成は今後益々重要な意味を持つようになります。日本では欧米と異なり、金融・資産に関する教育が学校教育に組み込まれていないため、まずは基礎的な事実や状況を把握することが必要です。
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それでは、次回のグローバル・マネー・ジャーナルもどうぞお楽しみに!
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