グローバル・マネー・ジャーナル

2022.9.28(水)

世界半導体市場/米雇用情勢/米国の失業率の推移(大前 研一)

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世界半導体市場/米雇用情勢/米国の失業率の推移(大前 研一)
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世界半導体市場/米雇用情勢/米国の失業率の推移(大前 研一)

世界半導体市場

 日経新聞は8月2日、「半導体逼迫ピーク越す」と題する記事を掲載しました。これは日経新聞が各国の調査会社の統計をまとめたところ、世界的なインフレで消費が冷え込み、パソコンやスマホの出荷が減少したことで、半導体の供給量が充足しつつあると紹介しています。一方、自動車など一部では逼迫感も残り、今後は半導体の在庫水準や受発注の調整局面に移るとしています。
 逼迫した状況から解決へと向かっているようです。新しい工場もたくさん造られていますので、今後はむしろ在庫が余るようになり、最悪の事態はピークを過ぎたという認識です。物によっては若干の違いはあるでしょうが、半導体の場合にはAのキャパシティーが余った場合は、Bの生産ができるということが結構ありますので、突発的な事故で大きな工場がつぶれるなどということがない限り、この問題は収まりそうな気配であると言えます。

米雇用情勢

 アメリカ労働省が8月5日発表した7月の雇用統計によりますと、非農業部門の就業者の数は前の月に比べ、52万8000人増加したことが分かりました。伸びは前の月から拡大し、過熱状態が続いている現状で、失業率も3.5%と低下したことから、FRBは大幅な利上げを継続する考えです。

米国の失業率の推移

 これを見ると分かりますが、利上げによって10%を超えたところから一気に下がって失業率は3%台となりました。
 そして、これが雇用の増減ですが、コロナショックにより極端な数値となっています。今はどちらかといえば雇用は増え、人が足りない状況です。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
8月7日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】国内不動産市場/中国経済/中国の非金融企業部門の債務残高(大前 研一)

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