世界株式市場/ダウ平均の推移/英国10年債と英ポンドの対ドルレートの推移(大前 研一)
2022.11.16(水) | ||||||||||||
世界株式市場/ダウ平均の推移/英国10年債と英ポンドの対ドルレートの推移(大前 研一) | ||||||||||||
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世界株式市場 |
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9月23日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は、前の日に比べて486ドル安い2万9590ドルで取引を終えました。値下がりは4営業日連続、2020年11月以来の安値水準で、FRBなど主要な中央銀行が相次ぎ利上げを決定したのを受け、世界的な景気後退懸念が強まったことが背景にあります。 | ||||||||||||
あることをきっかけにしてリーマンショック・クラスのものが起きますが、イギリスがそのきっかけ、震源地となる可能性が少し見えた週でした。イギリスは国債、ポンド、株のトリプル安ということで、かつトラス氏は経済には弱いですから、イギリスを中心に見ながら今のアメリカも3万ドルまで来てしまったということでしょう。 | ||||||||||||
ダウ平均の推移 |
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ダウ平均はそれいけどんどんで伸ばしてきていますので、3万ドルを切ったとしても、どうということはないとも言えます。 | ||||||||||||
しかしこちらの対前日比でのダウ平均の推移を見ていると、相当激しく揺れています。 | ||||||||||||
英国10年債と英ポンドの対ドルレートの推移 |
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イギリス10年債を見ると急速に上がって、誰も国債を買ってくれなくなっています。そしてドルに対しては長い間堅調で、ブレグジットで落ちるとも言われながらも堅調だったのが、今になってポンド安の方向に振れてきました。もしかするとイギリスが今度の世界的な株安の傾向のトリガーとなり、リーマンショックというか、トラスショックというものにつながる可能性もあると思います。 | ||||||||||||
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】世界株式市場/貿易統計/日本の輸出入額と貿易収支の推移(大前 研一) |
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