金融リアルタイムライブ特別マガジン「株式市場と予測される相場動向について」(福永 博之)
2022.11.30(水) | ||||||||||||
金融リアルタイムライブ特別マガジン「株式市場と予測される相場動向について」(福永 博之) | ||||||||||||
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資産形成に役立つ情報を、大前研一ならびに一流講師陣から学ぶ!
本日も「世界経済分析」や「資産形成の学び」 に役立つ情報をお届けして参ります! 本日は「株式・資産形成実践講座」の大人気コンテンツ 「金融リアルタイムライブ」の内容を一部抜粋して皆様にお届けします! |
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2022年9、10月の株式市場と予測される11月の相場動向について(1) |
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イタリアでは新政権が発足する見通しなのですが、正確な日程は未定となっております。アメリカでは、11月8日が中間選挙です。ここで民主党、共和党のどちらが優位なのか。今は分断と言われていますから、基本的にはどちらとは言えないとは思うのですが、バイデン大統領の民主党が負けるようなことになりますと、これは景気対策等に関してよく大統領選挙の前の年は高いなどと言いますが、もしかしたらあの周りは崩れるかもしれません。今、兆しとしてあるのを頭に入れておくのがいいと思います。 | ||||||||||||
あとはFOMCです。日銀が27日にありますし、FOMCは10月にはないので11月1日~2日に、さらにはECBもあります。12月については、どのような利上げになっていくのかが要注目でございます。0.75%の利上げで、それでも消費者物価指数の伸びが鈍化しないとなれば、これはまだ続きますので注意をしてみてくださいというところです。 | ||||||||||||
2022年9、10月の株式市場と予測される11月の相場動向について(2) |
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またEPSなどの状況を見ても、基本的には4月からは若干上昇してはいるものの、第1四半期からは伸びていません。今回、決算発表で上振れするのかどうか、外国人投資家のスタンス、それからアメリカの景気後退はあるのか、こういったところもチェックしておく必要があります。ファンダメンタルズではEPSが伸びるのかどうかで、ここは少し注目です。 | ||||||||||||
2022年9、10月の株式市場と予測される11月の相場動向について(3) |
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実際のシミュレーションを見ていただきましょう。今は2100円台、200円まで近づいているところですが、PERが12.5倍で2万6250円というようなものです。EPSが上昇して200円になって、あるいは250円になってPERが13倍までいくと3万円になります。ということは、景況感がこれから良くなるというようなPERの上昇が見込める必要があるので、そこを少し注意して見てください。 | ||||||||||||
あとはインフレが収まるかというところで見ますと、これは世界的にリセッションということになりますが、注目です。繰り返しになりますが、業績見通しでEPSの上昇が確認される必要があります。 | ||||||||||||
あと円安がどれだけ業績に押し上げ寄与するか、これが今のところはあまり見えていません。小型株は見えている企業もあるのですが、果たしてどうなのか。今回は中間決算ですけれども、第2四半期で下期以降の下方修正というようになったときには注意してください。つまり、リスクヘッジを考えるということです。 | ||||||||||||
【講師紹介】 | ||||||||||||
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】世界株式市場/ダウ平均の推移/英国10年債と英ポンドの対ドルレートの推移(大前 研一) |
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