2022.12.14(水)
金融リアルタイムライブ特別マガジン「世界経済と資産運用」(田口 美一)
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2022.12.14(水) | ||||||||||||
金融リアルタイムライブ特別マガジン「世界経済と資産運用」(田口 美一) | ||||||||||||
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資産形成に役立つ情報を、大前研一ならびに一流講師陣から学ぶ!
本日も「世界経済分析」や「資産形成の学び」 に役立つ情報をお届けして参ります! 本日は「株式・資産形成実践講座」の大人気コンテンツ 「金融リアルタイムライブ」の内容を一部抜粋して皆様にお届けします! |
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世界経済と資産運用~COVID-19→インフレ~(1) |
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去年の今頃から今年の年初にかけてマーケットは強気でした。このときには経済はまだ良くなる、そして実際に今、アメリカも10カ月たってもいいわけです。そうするとマーケットの人は買い一色で、強気が膨らんでくるわけです。ですから、グロース株はまだいける、アメリカはいけると思っているときに、実体経済はこれからまだ山を登っていく、景気拡大継続中というので、だから買うのだということです。 | ||||||||||||
証券会社のセールスの方も、実体経済を見てください、景気拡大継続ですよ、ですから買っていきましょうというときには強気になるわけです。マーケットは時間を追いながら少しずつ下落して、そして下落しても、株式市場がトップから10%、15%下がったところであっても景気はまだいいわけです。そしてこれから、来年は悪くなっていきますというときに、この株式は恐らくボトムアウトをするのだろうと思うのです。 | ||||||||||||
世界経済と資産運用~COVID-19→インフレ~(2) |
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非常に頭のいい方々は、データを見ろ、来年以降は悪い、そしてマーケットを見ろ、2割下がっているというときに、やはり駄目だと弱気になります。どこかのタイミングで景気はまだこれから悪くなってくるのに、どこかで底打ちをしていく、実際の投資行動は売ってしまうということです。ですから一番、株式のトップで強気になってロングを取り、株式が底を打っているボトムのときでポジションを外してしまうということになります。これを繰り返していては、いくらやってもなかなかもうからないのではないかと思います。 | ||||||||||||
ですから利益確定をしておいて現金化をしておかないと、なかなか株式市場の底値圏で買うことは難しいのではないかと思います。エコノミストやストラテジストの方は、大体、株式の天井でものすごく強気に、まだこれから業績相場が始まります、続きますということをおっしゃるのですが、株式が下がり始めると、損切りはしっかりしましょうと言われても、なかなか難しいのです。そして、今そろそろボトム圏になってきたところで景気を見れば、まだこれから悪くなります、なかなか株式の買い場はありませんというコメントが多い中で買いに入っていくというのは、非常に難しいことです。 | ||||||||||||
世界経済と資産運用~COVID-19→インフレ~(3) |
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結局どこかのタイミングで早めに現金化して、余裕のあるポジションをつくっている人でないと、こういうタイミングで買い始めるというのは非常に難しいのではないかと思います。しかし、こういうことをやりたければ、そのような難しい判断をしていかないと難しいと思います。 | ||||||||||||
【講師紹介】 | ||||||||||||
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▼その他の記事を読む:
【前回の記事】円相場/対米ドルでの円レートの推移/日米欧の政策金利の推移(大前 研一) ![]() |
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